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更新日:2026年6月22日

いにしえの香り~わが町の文化財紹介 No.13(4月20日号掲載)

~大里の古道跡~

薩摩渡瀬から鍋ヶ城まで

国道3号線と270号線の分岐付近にある「薩摩渡瀬」から市来駅前、門前の鍋ヶ城にかけて、丹後局(たんごのつぼね)に関する旧跡が点在しています。丹後局は平安時代末期から鎌倉時代初期の人と言われ、源頼朝との間に島津氏初代「島津忠久」をもうけたと伝えられています。伝説では、頼朝の妻政子の怒りを恐れて薩摩へ下向したと伝わっています。そういった事から市来駅前には、「丹後局上陸の地(船着き場跡)」があり、そこから南方向の台地上には、上陸した局が腰掛けたという「丹後局休憩石」があります。そのほか、局が炊事したという「丹後局竈(かまど)跡」(現在は消滅)や、ふるさとの景色に似ていたことから局が開いたという「鶴岡八幡宮」(木場迫)もあります。これらの旧跡は船着場跡から、局が暮らしたという「鍋ヶ城跡」(市来インター付近)を結ぶ線上にあります。

江戸時代にまとめられた『三國名勝図会』ではこれらの旧跡をつなぐ道について「古道なり」と記述しています。市来駅前から休憩石がある台地(西中間原)に上がっていくルートは近年まで生活の道として痕跡を残していたことが聞き取りで分かりました。

三国名勝図会

 

 

 

 

 

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