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更新日:2022年6月22日

郷土芸能(1)

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野元の虎とり(野元地区)

野元の虎とりの様子

この芸能は、近松門左衛門作浄瑠璃「国姓爺合戦」の二段目「千里が竹」の後半の一部です。国姓爺合戦は近松の老成後、時代物を総合芸術的な方向に実らせようとした史劇として、高く評価された作品と言われています。

虚無僧踊り(芹ヶ野・生福地区)

虚無僧踊りの様子  

(左:芹ヶ野地区/右:生福地区)

虚無僧踊りの歴史については約200数十年の昔、正徳5年(1715年)の春、江戸の中村座で二代目市川団十郎が蘇我物語の五郎役を虚無僧姿にふんして演じたのが、舞踊化したのだと言われています。虚無僧踊りには、虚無僧が尺八ひとつで棒や鎌を持つ相手と激しく打ち合う男性的なものと尺八だけで舞う女性的なものがあります。いちき串木野の虚無僧踊りは、芹ヶ野と生福にあり、どちらとも女踊りの型です。

土川左官踊り(土川地区)

土川左官踊りの様子

明治維新、禄を失った武士たちは生きるための手段として左官の職を求め、その仕事に誇りを持ち後世に伝えようと左官踊りが生まれたと言い伝えられています。
踊りは踊り手二人、地方(三味線、太鼓)二人で演じられ、鹿児島はんや節にあわせて踊られます。
踊り手の一人は親方で、他の一人は弟子で、左官の仕事の様子を互いに身振り手振りもおもしろおかしく踊りはじめます。

棒踊り(生福地区)

生福地区の棒踊りの様子

棒踊りは、昔から伝わる薩摩特有の芸能のひとつです。薩摩独自の示現流の剣法を舞踏化したものだけに六尺棒、または六尺棒に三尺棒を配したもの、三尺棒に鎌を配したものなど各地でそれぞれ違いますが、はしっと打ち合う棒と棒、棒と鎌の音は、若ものたちの気合と響きあって勇ましい勇壮な踊りとなっています。

太鼓踊り(羽島地区)(8月下旬)

太鼓踊りの様子

羽島南方神社に奉納する踊り。山田楽といって東郷の山田楽を取り入れたという伝承を持っています。太鼓16名、鉦4名の合計20名の中高生で踊られます。太鼓打ちの服装は、白の半天に黒の兵児帯を締め、白のパッチに黒脚半・地下足袋で、頭には円錐系の笠に色紙をつけ、竿旗にも色紙を長くつけます。鉦は女役なので、白地に黒襟、色袖で色帯を締め、パッチ・黒脚半・白足袋、頭には花笠をかぶり踊ります。
楽の種類は、20種類ありそのうち16種類が踊られます。「門かがり(キザウチ)」「コンキャン」「コゴラン」「カタセキ」「ヌケ」「タンキャン」などの名称がついています。50分ほど踊られます。

棒踊り(大原地区)

大原地区の棒踊りの様子

棒踊りは、昔から伝わる薩摩特有の芸能のひとつです。薩摩独自の示現流の剣法を舞踏化したものだけに六尺棒、または六尺棒に三尺棒を配したもの、三尺棒に鎌を配したものなど各地でそれぞれ違いますが、はしっと打ち合う棒と棒、棒と鎌の音は、若ものたちの気合と響きあって勇ましい勇壮な踊りとなっています。

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いちき串木野市役所社会教育課文化振興係

〒899-2192 鹿児島県いちき串木野市湊町1丁目1番地

電話:0996-21-5113

ファクス:0996-36-5044

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