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更新日:2023年9月1日
全国的に少子化が進む中、本市においても小・中学校の児童生徒数が大きく減少し、学校・学級の小規模化が急速に進み、これからも益々その傾向が進んでいくと見込まれます。
このままでは学校の適切な教育環境を維持することが難しいため、市教育委員会では学校再編について協議・検討を進め、この度、学校再編基本方針及び第1次(中学校)再編計画を策定しました。
まず、中学校について、令和8年4月1日の統合を目指し協議を進めることとしており、中学校の再編協議が整い次第、第2次計画で小学校の再編・統合を検討することとしています。
◆平成20年度以降の市立小・中学校の児童生徒数の推移
◆令和5年度いちき串木野市立小・中学校の児童生徒数(特認校児童を含む。)【4月6日現在】(単位:人)
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◆令和11年度(6年後)いちき串木野市立小・中学校の児童生徒数の見込み(単位:人) | |
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このように、急速に進む児童生徒数の減少を踏まえ、
などの課題を解消し、教育環境を整えるため、教育委員会では、新たに学校再編基本方針を策定し、学校再編に取り組むこととしました。
1 本市における小中学校の望ましい学校規模
(1)小学校では、1学年15人から20人程度以上とする。なお、再編に当たっては、クラス替えが可能な1学年2 学級以上の学校規模を目指すものとする。 (2)中学校では、1学年2学級から3学級以上とする。 2 再編の対象 |
【学校規模】 |
≪学校教育法施行規則≫ ≪文部科学省手引き≫ |
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◆中学校再編(統合)の必要性
〇小規模校では、教員の適正配置が難しい。
クラス数が少なくなると、配置される先生が少なくなる。専科の先生が配置されず、高校受験5科目の専門教員が揃わないなど、進学受験体制に大きな影響を及ぼすことが想定される。
〇小規模校では、部活動等が制限される。
設置できる部活動が限られ、希望する部活動ができない。
※令和5年度部活動の状況【5月31日現在】(単位:人)
〇再編(統合)により、集中して施設整備を行える。
◆中学校再編のメリット
〇クラス替えをすることで、新たな人とのふれあいが生まれ友人が増える。
〇クラスの人数が増え、多くの人の意見を知ることができる。
〇クラス同士で切磋琢磨する教育活動ができる。
〇専門教科などの教員の確保が図られ、進学・受験体制の維持が図られる。
〇部活動の選択肢が広がる。
〇体育科の球技や音楽科の合唱・合奏のような集団学習の制約が解除される。
〇施設の老朽化対策が進むとともに、特別教室などへの空調整備の推進が図られる。
などが挙げられる。
1 再編の枠組・時期 (1)再編の枠組 ・串木野中学校、串木野西中学校、羽島中学校、生冠中学校を統合する。 ・市来中学校は、現状のまま残す。 ※串木野地域1校、市来地域1校、計2校の中学校となる (2)再編の時期・・・令和8年4月1日 2 学校施設等 (1)学校施設は、串木野中学校の施設を利用する。 (2)学校名は、「串木野中学校」とする。 (3)校章、制服等、再編に伴い検討が必要な事項は、開校準備委員会を設け協議する。 3 通学手段 ○冠岳、生福、旭、荒川、羽島地区在住の生徒は、原則、スクールバスによる送迎を行う。 |
・串木野中学校の入学者は、令和8年度以降100人以下となり、その後も更に減っていく。
・串木野西中学校の入学者は、令和13年度以降20人台となっていく。
・羽島中学校の入学者は、令和10年度以降は概ね5人以下となり、令和14年度からは複式学級となる。
・生冠中学校の入学者は、令和7年度以降、概ね10人以下となっていく。
・令和8年度統合した串木野中学校は、生徒数485人、14クラスになる見込みである。
・令和9年度以降の入学者は1学年1クラスが見込まれるが、当分の間は30人以上を確保できる。