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更新日:2023年9月1日

学校再編計画について

 全国的に少子化が進む中、本市においても小・中学校の児童生徒数が大きく減少し、学校・学級の小規模化が急速に進み、これからも益々その傾向が進んでいくと見込まれます。
 このままでは学校の適切な教育環境を維持することが難しいため、市教育委員会では学校再編について協議・検討を進め、この度、学校再編基本方針及び第1次(中学校)再編計画を策定しました。
 まず、中学校について、令和8年4月1日の統合を目指し協議を進めることとしており、中学校の再編協議が整い次第、第2次計画で小学校の再編・統合を検討することとしています。

1 「本市の児童生徒数」について

平成20年度以降の市立小・中学校の児童生徒数の推移

児童生徒数の推移

  • 児童生徒数は、平成20年度以降、5年ごとに200人余りが減少している。
  • 令和5年度の市立小・中学校の児童生徒数(1,858人)は、15年前の平成20年度(2,504人)と比較すると646人、25.8%の減少となっている。

令和5年度いちき串木野市立小・中学校の児童生徒数(特認校児童を含む。)【4月6日現在】(単位:人)

令和5年度小学校児童数 令和5年度中学校生徒数
矢印
◆令和11年度(6年後)いちき串木野市立小・中学校の児童生徒数の見込み(単位:人)
令和11年度小学校児童数 令和11年度中学校生徒数
  • 令和5年度と6年後の令和11年度(令和4年度に生まれた子どもが小学生になる年。1,442人)と比較すると416人、22.4%減と想定され、大幅な児童生徒数の減少が見込まれている。
  • 【小学生259人(22.1%)、中学生157人(23.0%)の減少】
  • 令和11年度の児童生徒数は、旭小学校5人、荒川小学校5人、川上小学校16人、羽島小学校19人、生冠中学校17人、羽島中学校19人と見込まれる。
  • 13校中、半数以上の7校の児童生徒数が、概ね1学年10人以下になっている。

このように、急速に進む児童生徒数の減少を踏まえ、

  • 複式学級の増加が見込まれる。
  • 社会性・協調性を養うことが難しい。
  • 希望する部活動ができない。
  • 教員の適正配置が難しく、進学・受験体制に大きな影響を及ぼす。

などの課題を解消し、教育環境を整えるため、教育委員会では、新たに学校再編基本方針を策定し、学校再編に取り組むこととしました。

2 児童生徒数の減少を踏まえ「学校再編基本方針」を策定しました

1 本市における小中学校の望ましい学校規模

(1)小学校では、1学年15人から20人程度以上とする。なお、再編に当たっては、クラス替えが可能な1学年2  学級以上の学校規模を目指すものとする。

(2)中学校では、1学年2学級から3学級以上とする。

2 再編の対象
○学校再編は、「本市における小中学校の望ましい学校規模」に該当しない学校を対象に検討する。
 小学校・・・1学年15人未満の学校(羽島、旭、生福、荒川、川上)
 中学校・・・1学年1学級の学校(串木野西、羽島、生冠)
3 再編の枠組
○再編に当たっては、歴史的経緯、地理的環境など地域性を考慮し、串木野地域、市来地域ごとの
再編を検討する。
4 再編計画
(1)再編計画は、第1次計画と第2次計画から構成する。
(2)第1次計画は、中学校の再編を検討する。
(3)第2次計画は、小学校の再編を検討する。
5 通学方法
○統合される学校区域の通学方法
・原則、スクールバス等での送迎を検討
6 閉校後の学校施設等の活用
〇地域での活用・管理のあり方を協議
〇公募による譲渡等を検討
7 地域との連携
〇説明会を開催
〇保護者、地域の理解に努める。

【学校規模】

≪学校教育法施行規則≫

≪文部科学省手引き≫

  • 小中学校共に12~18学級が標準
  • 小学校・・・1学年2学級以上が望ましい
  • 中学校・・・1学年3学級以上が望ましい

 

3 学校再編基本方針に基づき「第1次(中学校)再編計画」を策定しました

◆中学校再編(統合)の必要性
〇小規模校では、教員の適正配置が難しい。
 クラス数が少なくなると、配置される先生が少なくなる。専科の先生が配置されず、高校受験5科目の専門教員が揃わないなど、進学受験体制に大きな影響を及ぼすことが想定される。
〇小規模校では、部活動等が制限される。
 設置できる部活動が限られ、希望する部活動ができない。

※令和5年度部活動の状況【5月31日現在】(単位:人)

令和5年度部活動の状況

〇再編(統合)により、集中して施設整備を行える。

◆中学校再編のメリット
〇クラス替えをすることで、新たな人とのふれあいが生まれ友人が増える。
〇クラスの人数が増え、多くの人の意見を知ることができる。
〇クラス同士で切磋琢磨する教育活動ができる。
〇専門教科などの教員の確保が図られ、進学・受験体制の維持が図られる。
〇部活動の選択肢が広がる。
〇体育科の球技や音楽科の合唱・合奏のような集団学習の制約が解除される。
〇施設の老朽化対策が進むとともに、特別教室などへの空調整備の推進が図られる。
などが挙げられる。

1 再編の枠組・時期
(1)再編の枠組
・串木野中学校、串木野西中学校、羽島中学校、生冠中学校を統合する。
・市来中学校は、現状のまま残す。
※串木野地域1校、市来地域1校、計2校の中学校となる
(2)再編の時期・・・令和8年4月1日
2 学校施設等
(1)学校施設は、串木野中学校の施設を利用する。
(2)学校名は、「串木野中学校」とする。
(3)校章、制服等、再編に伴い検討が必要な事項は、開校準備委員会を設け協議する。
3 通学手段
○冠岳、生福、旭、荒川、羽島地区在住の生徒は、原則、スクールバスによる送迎を行う。

串木野地域中学校生徒数見込み

・串木野中学校の入学者は、令和8年度以降100人以下となり、その後も更に減っていく。
・串木野西中学校の入学者は、令和13年度以降20人台となっていく。
・羽島中学校の入学者は、令和10年度以降は概ね5人以下となり、令和14年度からは複式学級となる。
・生冠中学校の入学者は、令和7年度以降、概ね10人以下となっていく。
・令和8年度統合した串木野中学校は、生徒数485人、14クラスになる見込みである。

市来中学校生徒数見込み

・令和9年度以降の入学者は1学年1クラスが見込まれるが、当分の間は30人以上を確保できる。

お問い合わせ

いちき串木野市役所教育総務課教育総務係

〒899-2192 鹿児島県いちき串木野市湊町1丁目1番地

電話:0996-21-5126

ファクス:0996-36-5228

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