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更新日:2025年12月23日

いにしえの香り~わが町の文化財紹介 No.10(10月20号掲載)

~明治から大正にかけて活躍した文学者・郷土史家 加藤雄吉(ゆうきち)~

日本遺産「串木野麓」にある大堂庵墓地の加藤家墓地跡には、加藤雄吉の墓碑が建っています。この墓碑の文字は森(もり)鴎外(おうがい)が書いたものと伝えられています。

雄吉は、串木野郷の郷士(ごうし)年寄(としより)格(かく)(※1)の家系で、金山経営にも携わっていた加藤家に明治6(1873)年に生まれました。文学を志して上京し、歌人松浦辰男に入門して森鴎外、斎藤緑雨(りょくう)、田山花袋(かたい)、柳田国男、国木田独歩など文化人と交流をもち、多くの和歌を発表しました。諸事情で帰郷後は、文学だけでなく郷土史研究にも力を入れ、現在まで続く「鹿児島史談会」の創立メンバーとしても活躍しました。

雄吉の遺した著作、『串木野史資料(上・下巻)』は、大正時代に串木野村から依頼されたもので、『串木野郷土史』(昭和57年刊)へも引き継がれています。

1 地頭の代わりに政務を司る役目の家

お墓

 

串木野史

 

 

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