ホーム > 教育・文化・スポーツ > 文化 > 文化財資料 > いにしえの香り > 令和6年度いにしえの香り > いにしえの香り~わが町の文化財紹介 No.4(10月21号掲載)
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更新日:2024年12月20日
川上地区のある集落では、毎年3月3日桃の節句に女の子のいる家だけが一つの家に集まり、母親と女の子だけで飲食談笑するひな女講が行われてきました。その際には、お賽銭袋と一緒に木箱と人形が持ち回りされてきました。これを預かった家では、翌年の節句まで床(とこ)の間に箱ごと飾っていたといいます。
ひな女講当日は、木箱のお社を開いて人形を床の間に飾り、食事をしながら談笑したり、女の子にお菓子やプレゼントを渡したり、とても楽しい行事だったそうです。
この行事がいつから始まったのか定かではありませんが、遅くとも大正初期から行われていたようで、桃の節句に合わせていることから、女の子の健やかな成長を願うための女性だけの集まりであったと思われます。少子化と高齢化が進み、行事を継続することが困難となったため、令和5年の集まりを最後に行われなくなりました。
この、ひな女講で使用されていた人形は、中央公民館1Fロビーに展示してあります。
ひな女講で使用されていた人形
ひな女講飾られていた時の様子
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